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2018-07-16 (月) | 編集 |
おはようございます、まみこです。
今日は送り盆で、送り火を焚きました。
母も姉も3日間くつろいでくれたと思います。

私が琵琶を習っていた頃のことです。
所属する会に、Kさんという男性が入門してきました。
Kさんは私より年上で、海上自衛隊の一佐です。
一佐といえば昔の大佐のことで、職場では偉いのでしょう。
でも先輩後輩をきちんと守る人でした。

ある時私が先に来ていて、そのあとKさんが来ました。
お茶は自由に飲めるように準備してあります。
私がお茶を入れようとしたら、Kさんが「いけません、いけません」と言うのです。
「先輩にお茶を入れていただくなんて」と。
ずいぶんきちんとした人だなと、思いました。
おそらく職場では、自分でお茶を入れることなんてないでしょう。
結局Kさんが、私の分もついでくれました。

また別の経験もあります。
だいぶ経ってから、Aさんという年配の女性が入門しました。
Aさんは負けず嫌いででしゃばりなので、みんなから嫌われていました。
「ほかの人が3年でプロになるなら、私は3か月でプロになる」と豪語して、顰蹙をかっていたような人です。
プロになるのは、年数ではありません。
素質が大きく影響します。
Aさんは、プロになりたくてしゃかりきに練習をして、腱鞘炎になったという笑い話の持ち主です。
結局全然うまくはならずに、年ばかりとってしまいました。

ある時師匠の奥さんが亡くなって、お通夜がありました。
私達弟子は全員お手伝いをしました。
そして一段落して、弔問客も大方お帰りになったので、弟子達もお清めをすることにしました。
その席でAさんは私に向って「琵琶ではあなたが先輩でも、人生では私が先輩よ」と言ったのです。
私はポカンとしてしまいました。
だからなんだという話です。

先に生まれれば、人生の先輩に決まっています。
でも芸事の世界では、年齢ではないのです。
そんなことも分からずに年だけとって、馬鹿な人だなと思いました。
尊敬されるには、如何に人生を送ってきたかだと思うのです。
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